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25年鹿児島県高校総体バスケットボール第3日

男女・鹿児島、れいめいなどが先勝!

【バスケットボール男子5回戦・鹿児島工―大島】第4クオーター、83―83の同点に追いついた3ポイントを放った前田(13)のもとに駆け寄る大島の選手ら=サンアリーナせんだい

 2025年度鹿児島県高校総体バスケットボール第3日は5月26日、薩摩川内市のサンアリーナせんだいで男女決勝リーグ第1戦までがあった。男子は鹿児島工、れいめい、川内、鹿児島が決勝リーグに勝ち上がり、れいめいと鹿児島が先勝した。女子は鹿児島、鳳凰、れいめい、甲南が勝ち上がり、鹿児島とれいめいが勝利した。最終日は27日、同会場で決勝リーグ最終戦までがある。

※成績の詳細は県協会Facebookを参照!

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「自分たちのバスケット」出し切る!・大島(奄美新聞掲載)

 4強入りをかけて、大島は第1シード鹿児島工に挑んだ。延長戦にもつれる死闘を演じたが、最後は力尽きた。大島の応援席からはもちろん、対戦相手の鹿工の応援席からも健闘を称える拍手が起こる。この日のベストバウトだったことを物語っていた。

 「相手がどこかは関係ない。自分たちがやってきたバスケットをやりきるだけ」(有馬克仁監督)。第1クオーターは25―24とリードする。第2クオーターで逆転され、第3クオーターでは2桁得点差ついた時間帯もあったが、そこから執念の追い上げをみせる。カギになったのはリバウンド(R)だ。窪田悠大、杉俣駿、インサイドの2人が果敢にオフェンスリバウンド(OR)に絡み、攻撃を継続する。前田一幸らが積極的に3ポイントを放つ。たとえ落ちても2人がORをつかんでくれるという「信頼」があるからシューター陣は思い切ってシュートが打てた。

 守備でのRはいうまでもなく、果敢にスキを突いてスティールを決め、速攻する場面を何度も作った。第3クオーターで再び逆転。第4クオーターも終盤までリードを奪っていた。第1シード鹿工のなりふり構わない前線からの激しいプレスに耐えられず、逆転を許したが、残り1分を切って79―82の3点差。好勝負もここまでかと思われたが、前田が執念の3ポイントを決め、延長戦に持ち込んだ。

 「『金星』までもう少しだったんだが…」と唇をかむ有馬監督。「島の選手だけで集まって、自分たちで創意工夫しながらやってきて、大人のバスケットをやってくれた。3年生には拍手しかない」と最後は笑顔で健闘を称えた。ケガのため第3クオーター途中からベンチに下がった金丸豪希主将だったが「他の仲間が必ずやってくれると信じていた。勝てなかったのは悔しいけど、自分たちの姿を見ていた下級生たちが次は必ずやってくれる」と果たせなかった夢を託していた。

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