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原良と徳之島、バレーボールで交流(奄美新聞掲載)

伊仙オールスターズとウィングス
原良(鹿児島市)とバレーボールを通じて交流

 徳之島の小学生バレーボールチーム・伊仙オールスターズとウィングスが6月22日、鹿児島市の原良バレーボール少年団と練習試合。バレーを通じてお互いの交流を深めた。伊仙9人、ウィングス9人、いずれも女子チームで21日にあった全日本小学生大会県予選に出場。残念ながら予選で敗れたが、「せっかく島外に出てきたので、鹿児島市の小学生と交流する機会を作りたい」(ウィングス・鮫島一仁監督)と原良との練習試合を企画した。

 徳之島には12のバレーチームがある。「島内だけでは実戦の感覚が身につかない。島外に出て試合をすることが、公式戦につながる経験を積める」(伊仙・池上強監督)。この日、公式戦に出場していて使用していなかった草牟田小の体育館を借りて、練習試合が実現した。原良は男女20人の混成チームで参加。原良A、B、伊仙、ウィングスの4チームで、21点先取のトレーニングマッチをそれぞれ8ゲームこなした。

 「自分の課題を克服することを意識した」とウィングスの作山ほの主将(6年)。試合開始直後の1本目のサーブをミスして、試合の流れを作れないことが課題だったが「一番サーブをしっかり入れることを意識したら、試合を重ねるにつれてミスが少なくなった」と言う。伊仙の野村來未主将(6年)は「島外にはどんなチームがいるか、分からないけれど、こういう経験を積んだら自分たちも強くなれると思った」。原良の小牧実乃梨主将(6年)は「徳之島のチームは強いスパイクを打っても粘り強く拾ってくる。ああいうところは自分たちも見習いたい」と感想を話していた。

 最後に全員で記念撮影し、原良の選手たちに見送られて、徳之島の2チームは帰路についた。

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