鹿児島商、シード出水中央を完封!

第107回全国高校野球選手権鹿児島大会第11日は7月16日、鹿児島市の平和リース、鴨池市民、両球場で2回戦4試合があった。鹿児島商は雨や雷による中断が2度あった中、4時間17分に及んだ接戦を制し、シード出水中央に完封勝ちした。シード鹿屋中央、出水工は接戦を制し、鹿児島情報はコールド勝ちだった。第12日は17日、両球場で2回戦4試合がある。
◇16日の結果
・2回戦(平和リース)
鹿屋中央 8-3 川内 鹿児島情報 13-0 錦江湾(5回コールド)
・2回戦(鴨池市民)
出水工 4-1 川薩清修館 鹿児島商 2-0 出水中央
◇17日の試合
・2回戦(平和リース) 9:00 樟南VS松陽 11:30 加世田VS出水商
・2回戦(鴨池市民) 9:00 屋久島VS鹿屋農 11:30 れいめいVS頴娃

雨中の熱戦、4時間17分を制す・鹿児島商

12時4分から14時16分までは雨天により、14時18分から22分までは雷により、2度の中断があり、計4時間17分にも及ぶ、長丁場の熱戦となった。鹿児島商は覺堂駿也(3年)=写真上※撮影は別試合のもの=、出水中央は坂口楓(3年)、両左腕エースが先発し、3回までは両者無得点だった。覺堂は毎回安打を浴び、1、2回は得点圏に走者を背負ったが、要所を踏ん張った。坂口は被安打1と好投し、付け入るスキを与えなかった。
3回裏の攻撃が終了した時点で雨と雷により、2時間以上の中断があった。中断明けから試合の展開が大きく動く。4回裏、出水中央は好投・坂口から2番手・竹山滉士朗(2年)にスイッチ。鹿児島商は2三振で二死となったが、4番・庭月野敬太(2年)、5番・馬場瑛大(2年)が連打で出塁。6番・前野翔聖(3年)が死球。7番・今井蓮(2年)が四球を選び、押出しで1点を先制した。
鹿児島商は5回裏、先頭の9番・川原瑛太主将(3年)が2ボール2ストライクからの5球目を左翼席に運ぶソロ本塁打を放つ。6回以降は無安打で追加点は奪えなかったが、エース覺堂が4回以降は散発3安打、三塁を踏ませない好投で、第3シード出水中央を完封した。