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奄美春秋
先日、MBCのニュースで佐賀アリーナに関する特集をやっていた。昨年の国民スポーツ大会を契機に8000以上の座席数があるアリーナを約250億円かけて整備した。特筆すべきは「国スポのため」だけに整備したのではないという点だ◆現在はバスケットボールB1リーグに所属する佐賀バルーナーズの本拠地となっている。全席にカップホルダーが備えられ、升席やカップル席など「見る人」にも配慮が行き届いている。スポーツイベント開催に留まらず、エンタメ機能も充実させた施設を街中に整備することで、日常から人々が集い、佐賀をアピールして、地域の活性化につなげていきたいという取り組みが、全国的な先進事例として紹介されていた◆翻って鹿児島はどうだろうか? 鹿児島県が新たにドルフィンポート跡地に整備する予定の新アリーナ。県の担当者は「アスリートファーストの施設」作りたいという。そもそもスポーツ施設を作るのに、アスリートファーストでない施設が考えられるだろうか? 五輪や国体など「大きなスポーツイベント開催のため」の施設が、その後有効に活用されず「ムダなハコモノ」として自治体の重荷になる構造がここに透けてみえる◆大切なのは「何のために作るのか?」というコンセプトだ。「佐賀アリーナができて本当に良かったと思われるようにしていくことが大事」と佐賀県の担当者は語る。佐賀でできたことが鹿児島でできないはずはない。
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