
※管理人が奄美新聞に書いたコラムです。
4連休の初日となった5月3日の県本土は「薫風の候」という言葉がぴったりするほど、青空が広がり、木々の緑が目にまぶしい一日だった。
午前8時頃、早朝ランニングで西原商会アリーナの周辺を走っていると、午後1時からのレブナイズのプレーオフ観戦ために早くも列をなして並んでいる観客を多数見かけた。その模様をSNSに挙げたら、どなたかが「大物歌手のコンサートでもあるのですか?」と尋ねてきた。レブナイズの試合が今や、年に何回かしかない大物ミュージシャンのコンサート並みのイベントとして定着しつつあることを物語っていた。
ランニングから帰ってきたら、子供たちから「遊ぼう!」と言われた。取材に出かける前の短い時間しかなかったが、連休中どこにもつれていけない罪滅ぼしで付き合うことにした。近所の公園でサッカーボールを蹴ったり、甲突川まで足を運び、流れに足を浸して涼をとり、石投げをして遊んだ。こんなアナログな遊びでも無邪気に笑う姿を見ていると、ゲームや動画に子育てを任せるのではなく、そういう機会を親として意識して数多く作ることが大事だと痛感する。大事なことを学んだ貴重な機会になった。
取材で観戦した鹿児島ユナイテッドのホームゲームも、後で結果だけを知ったレブナイズも残念ながら敗戦。疲労感も倍になってしまうが、悔しさを「肴」に晩酌を楽しむのも悪くない。いたって平和な我が家の大型連休の一コマだった。