れいめい、4年ぶりV!・男子
鹿児島は2年ぶり・女子


第55回鹿児島県高校新人バスケットボール大会は1月17-21日の4日間、鹿児島市の県体育館などで熱戦が繰り広げられた。
男子は決勝リーグ3戦全勝のれいめいが4年ぶりに優勝。最終日に2勝した鹿児島工が2位に入った。女子決勝リーグ2勝同士で鹿児島と鳳凰が最終戦。鹿児島が勝利して2年ぶりに優勝を勝ち取った。
男女とも決勝リーグに勝ち進んだ4チームが九州大会(2月15、16日・長崎)に出場する。
【男子】
・決勝リーグ最終順位 ①れいめい3勝 ②鹿児島工2勝1敗 ③川内1勝2敗 ④鹿児島3敗
・優秀選手賞 梅原丈太郎(れいめい)原口彪(同)黒葛原亜蓮(鹿児島工)永倉蒼(川内)福元啓太(鹿児島)
【女子】
・決勝リーグ順位 ①鹿児島3勝 ②鳳凰2勝1敗 ③れいめい1勝2敗 ④鹿児島女3敗
・優秀選手賞 牧之瀬七葉(鹿児島)梅原渚(同)佐藤碧水(鳳凰)一柳侑杏(れいめい)前田愛音(鹿児島女)
第55回鹿児島県高校新人バスケットボール大会表彰式、選手インタビュー🏀

◇男子決勝リーグ最終戦
れいめい 81-47 川内
(18-13、23-10、20-5、20-19)
リバウンド勝負で優位に!
れいめい
混戦が予想された男子決勝リーグだったが、れいめいが3戦全勝して4年ぶりに新人戦を制した。「しっかりと力を出し切ってくれれば結果はついてくると思っていた」と家後勇樹監督は就任以来初となる県大会優勝を勝ち取った選手たちをたたえていた。
鹿児島工戦は終盤追い上げられながら6点差で勝利、鹿児島戦は終盤までリードを許しながら辛うじて逆転勝利。最終戦は、このところ県内で力強さを発揮続けていた宿命のライバル・川内が相手だったが、終始優位に試合を進め、34点差での快勝だった。
「我慢して決勝リーグで2つ勝ったので、何かをつかんだ意気込みで最終戦に臨めた」(家後監督)。大きなカギを握ったのは「全員でリバウンドをとりにいく共通認識を徹底できた」(野田蒼真主将)ことだ。川内は小柳をはじめ伝統的にリバウンドが強い選手がいる。高い位置でプレッシャーをかけるよりも、低い位置でしっかりと構えて、梅原、原口らセンター陣を中心にタイトな守備を意識した。特にペイントエリア内には容易に侵入を許さず、エリア外からのタフショットにならざるを得ない場面を多く作った。「自分の仕事はリバウンド。ずっと練習してきたことを出せた」と梅原丈太郎。守備だけでなく、果敢に川内のゾーンの中に入り込み、オフェンスリバウンドを多くとったことで攻撃を継続し、得点源の中川らの3ポイントも面白いように決まった。
「自分たちがずっと優位に勝てるとは思っていなかったので、苦しい時にもしっかり我慢できたのが良かった」と梅原は決勝リーグを振り返る。気持ち良く勝ち切れたが、野田主将は「もうこの大会の優勝は忘れて、4県、インターハイ、ウインターカップでも勝てるようにしたい」と早くも次に目標を切り替えていた。
◇女子決勝リーグ最終戦
鹿児島 75-59 鳳凰
(17-13、17-16、22-17、19-13)
課題の残る終わり方
鹿児島
女子は、経験豊富な2年生を擁する鹿児島と、力のある1年生を中心に勢いのある鳳凰の優勝争いとなった。2年生の意地が勝り、16点差で鹿児島が勝利したが「課題の残る終わり方だった」と庵下晃代監督の表情は厳しかった。
絶対的な大黒柱の牧之瀬主将、インサイドの梅原、祝、シューターの松原、前田…昨年からの試合経験豊富なメンバーがそろっている。鳳凰戦では前半、佐藤、西郷の1年生コンビをなかなか止められず、逆転された場面もあったが、粘り強く守って2人の得点を止めている間に前田が連続3ポイントを決めて、34-29とリードして折り返した。
圧巻は第3クオーター。梅原、祝が身体を張ってインサイドで攻守のリバウンドをモノにするなど、守備から走る優位な流れを作り、松原が4本、牧之瀬が2本の3ポイントを決めた。「決勝リーグでなかなか3ポイントが決まらなかったけれど、信じてパスを出し続けたのが良かった」(牧之瀬七葉主将)。
このまま勝ち切りたかったが、鳳凰も終盤意地を見せる。最後の1分間は前線からの激しいプレスで鹿児島のミスを誘い、佐藤がマークをものともせず3点プレーやフリースローをものにし、最後の得点は西郷の3ポイント。「相手の1年生のような強いプレーを、うちの2年生がしないといけない」と庵下監督は戒めた。
目指すのは「県内5冠と全国ベスト8。全国でも勝てるチーム」(牧之瀬主将)。そのためには最後までシュートを決め切る個の力、最後まで勝ち切るチームの強さを身につけなければならないことを痛感させられた大会だった。