1年生・八木(鹿実)が制す!・女子
加治木(鹿実)、混戦をものに・男子


2025年度鹿児島県高校総体新体操第1日は男女個人の部があった。
女子は1年生の八木日和(鹿児島実)=写真上=が種目別フープ、リボンとも1位で、総合41・350で優勝した。男子は加治木壱悟、木下碧、米澤翔太の鹿児島実勢3人が僅差の争いだったが、3年生の加治木=写真下=が種目別ロープ、クラブとも首位で混戦をものにした。
男女とも1位が全国大会(8月9、10日=山口)、3位までが九州大会(6月17ー19日・鹿児島)に出場する。
上位選手フォト&成績

【女子個人総合】①八木日和(鹿児島実)41・350(フープ①20・650、リボン①20・700)

②フィリップス・華里奈(鹿児島純心)39・450(フープ②20・000、リボン②19・450)

③池増芭心(鹿児島純心)39・150(フープ③19・900、リボン③19・250)

【男子個人総合】①加治木壱悟(鹿児島実)35・725(ロープ①17・525、クラブ①18・200)

②木下碧(同)34・725(ロープ②17・300、クラブ②17・425)

③米澤翔太(同)32・475(ロープ③17・025、クラブ③15・450)
「楽しくやれた」武藤 「『表情豊かに』を意識」久保(奄美新聞掲載)


大島の武藤くるみ=写真上=、久保慧美=写真下=の3年生2人が女子個人に出場。総合で武藤は13人中10位、久保は11位だった。
武藤にとっては最初で最後となる県総体。「最初はとても緊張した」が、音楽がなり、演技が始まると「手具の落下も少なく、思い切ってやれた」と大舞台での度胸の強さを示した。
昨年に続いて2年連続の出場となる久保は「昨年よりも表情を豊かに演技することを意識した」。フープではモンスターの迫力を表現。リボンでは出だしで絡まるアクシデントで「焦った」が、予備手具に切り替えた。「20点ぐらいの出来」と悔しがったが「やれることはやれた」と納得顔だった。
武藤は中学まで新体操をしていた。高校では別の部活動に入ったが「練習が厳しくて辞めてしまった」。1年生の終わりにジュニアクラブの発表会を見学して「また新体操をやってみたくなった」。専門の指導者もいない中で、マネジャーと3人で動画を撮りながら練習したり、ジュニア時代の指導者に習うなど、限られたリソースの中で工夫を凝らし、高校最後の舞台に挑んだ。「新体操に戻ってきて良かった」と思えた一日になった。