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サブスリーチャレンジ日記・第48回

ひとり「ZEROライド」に挑戦!
2025年6月29日

 気が付けば、仁サロンの古田仁先生主宰のサイクリングイベント・通称「ZEROライド」がしばしご無沙汰だった。ちょうど昨年10月末に喜入・川辺で往復100キロ走って以来なので約8カ月走ってなかったことになる。早く復帰したいと思っていたので、思い切って走ってみた。

 毎週水、日が基本的な開催日だが、あいにくと主宰の古田先生が所用のため、前日の土曜日に走ってしまったので日曜日は走らないとのこと。仕方がないので「一人で走ります」とlineしたら「寺山公園あたりで鍛えられてもいいかもよ」と返信が来たので、寺山公園を目的地にして走ることにした。

 出発は午前6時。今までは最低でも2人ぐらいは参加者がいて心強かっただが、1人でこの時間に走るのは初めてで緊張した。目的地は寺山公園。ルートはいろいろかんがえられるが、日当平から市営バスの北営業所を抜けて、七窪の水源地から蒲生線に抜けるルートをまずは選択した。この辺りは昔、今の芦刈温泉がある若葉町に住んでいたこともあって、馴染みである上に、交通量も少なくて安全と判断した。

鬼坂、激坂、迷い道

 その代わり、七窪の水源地から蒲生線に突き当たるまでに勾配のかなりきつい「鬼坂」がある。過去何度かZEROライドを走って、序盤で鬼坂を体験したことが多かった。最初に経験していれば、後が楽だという心理が働くのだろう。急な登りが始まってから、早速このルートを選択したことを後悔した。8カ月ぶりのライドで自転車の感覚も鈍っているところで、いきなりの「難問」にぶち当たったようなものである。途中何度も降りて歩きたい気持ちを何とかこらえて、無事蒲生線に突き当たった。

 今回、寺山公園を目的地にした理由がある。3年前の3月、やはりブランクを経てライドに復帰して、吉田の県青少年研修センター方面に登る坂に挑んだ。斜度がきつい上に、登りが延々と1キロ以上続く。その頃は自転車のギアの操作が怪しく、一番軽くして登ることができなくて、相当な距離を押して歩いたことがあった。これを克服したいと思った。序盤の「鬼坂」は、本命の「激坂」を登るためのいいウオーミングアップになった。延々と続く激坂も、ギアが軽くなればちゃんと登れた。途中、登るのも楽しいとさえ感じられた。無事目的を達成し、あとは寺山公園に向かって絶景を楽しむのみと思っていたが、甘かった。

 イメージでは「激坂」を登れば、寺山公園にはすぐ着くと思っていたが、行けども、行けども、それらしい場所に突き当たらない。案内表示もない。不安になって、スマホのカーナビで検索すると、寺山公園はまだまだ先と分かった。気を取り直して先に進み、記憶に残っている森の中に入って「さぁ、目的地だ」と心躍ったが、まだまだ試練があった。本来なら登りが続くはずなのに、下りが始まっている。気づいたら「寺山ふれあい公園」に着いていた。明らかに道を間違っていると気づいて、引き返した。下った分、登るのはきつさを余計に感じた。今回は寺山公園にはたどり着けなかったとあきらめようかと思ったが、坂を上っていった先に本命の「寺山公園」があった。後で思い返せば、左に曲がって登れば楽に目的地に着いたのに、右に下ってしまったがゆえの苦行だった。

 寺山公園から眺める桜島や錦江湾は絶景である。展望台から動画を撮ったつもりだったが、なぜか残ってなかった。惜しいことをしたが、何よりここまでたどり着いた達成感がハンパなかった。きつい登り坂も、道を間違えたことも、この達成感を味わうための試練だと思えば納得がいった。しばし休息してから帰路についた。激坂を下り切るまでは往路と同じルートを選択した。このライドを敢行するに当たって、実は一番恐怖を感じていたのは「激坂」の登りでなく、下りである。下りは確かに楽だが、スピードが出る分、事故やケガのリスクも高い。その昔、高校生の頃、自宅から坂を下っている途中にブレーキが故障し、止まることができず、下の民家のシャッターにぶつかったことがあった。そこが柔らかいシャッターだったため、大したケガもなくて済んだが、硬いコンクリートや、車にでもぶつかっていたら大事故になっていたはずだ。そんなトラウマがあるので、実は自転車に乗るときは登りよりも下りに神経を使う。ブレーキに力を入れ、体幹に力を入れ、慎重に下った。かなりのパワーを使ったが無事下り切れて一安心だった。トータル約3時間40分、走行距離は約50キロ。距離はたいしたことないが、いろんな試練を乗り越えて、ゴールの自宅にたどり着いた時は達成感と充実感に満たされた。

鹿児島の「名所」を散策

 今回は一人ライドだったので、もう一つやってみたかったことをやってみた。関吉の疎水構、川路利良生誕の地、3月に十三会例会で郷土史家の下豊留佳奈先生の話に出てきた鹿児島のおススメスポットを見学した。ちょうどいい休憩時間になった上に、荘厳な雰囲気にパワーをもらえたような気がした。

 すべて終わって帰路につき、我が家まであと数キロというところで「梅ケ渕不動堂」の場所を発見。こちらも下豊留先生の話の中で「鹿児島のおススメパワースポット」として紹介された場所だ。以前、ランニングの途中に行ってみようとしたが「梅ケ渕観音」の場所は分かったのに不動堂の場所を見つけきれなかった。うまい具合に見つけることができたので、最後の気力を振り絞って、お参りした。

 こんな近くに、こんなに霊験あらたかな場所があったのかと感動するほど厳かな雰囲気を感じた。きっとこの過酷なライドも、神様や仏様が私を守ってくれたのだろう。なかなかハードな一人ライドだったが、楽しく、有意義な時間になった。

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