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球秋2026第1日

出水、出水工に競り勝つ!

【1回戦・川薩清修館―樟南二】9回表川薩清修館一死一三塁、7番・内徳が右前適時打を放ち11点目=平和リース

 第159回九州高校野球鹿児島県予選第1日は9月19日、鹿児島市の平和リース、スミゼイパーク、両球場で1回戦4試合があった。出水は出水工との同郷対決を1点差で制した。川薩清修館は樟南二との点の取り合いをモノにした。出水商は後半の追い上げを振り切り、鹿児島商はコールド勝ちだった。第2日は20日、両球場で1回戦4試合がある。

◇19日の結果

・1回戦(平和リース)

川薩清修館 14ー11 樟南二  出水 5-4 出水工

・1回戦(スミゼイパーク)

出水商 10ー6 指宿・指宿商・山川(連合②)  鹿児島商 7-0 吹上(7回コールド)

◇20日の試合

・1回戦(平和リース)

9:00 尚志館 VS 鹿児島高専  11:30 甲南 VS 鶴丸

・1回戦(スミゼイパーク)

9:00 武岡台 VS 鹿屋農  11:30 頴娃 VS 加世田

貴重な経験、得る・樟南二(奄美新聞掲載)

 樟南二は樟南から2選手を借りて単独出場。約2時間半、長丁場の点の取り合いの末、3点差で敗れたが、樟南二と樟南、双方の選手にとって「貴重な経験」(我那覇悟志監督)となった。

 8月下旬の地区大会の時点で9人に満たず、合同を組むチームも見つからない。これまで秋春は校内の野球部以外の生徒から助っ人を募って単独チームとして出場を続けてきたが、それも難しい。残る手段は他校の野球部員を借りること。元々は統廃合の対象となる学校だけに認められた措置だったが、近年の少子化、部員不足の学校が増えたことなどで対象校以外でも認められるようになった。我那覇監督が白羽の矢を立てたのは系列校の樟南。校長、指導者、保護者会の了承を得て、1年生の登山弦、黒木紳ノ介、2人が加わり、大会出場が叶った。

 一緒に過ごしたのは前日の練習と試合の2日間だけだったが「みんなが声をかけてくれて、ずっと同じチームでいたようにやりやすかった」と黒木は言う。朝日中出身の登山としては「久しぶりに『島のチーム』として出たのがうれしかった」。

 敗れはしたが何度突き放されても最後まで追い上げる試合ができた。新チーム結成以降初めての実戦だったが福林憲人主将は「チーム一丸で戦えた」手応えがあった。強豪・樟南の選手と同じチームになってみて「2ストライク追い込まれてからのメンタルの強さ、野球に取り組む姿勢が勉強になった」という。

 樟南OBでもある我那覇監督としても、球の速さや打球の強さなど表面的なこと以上に「野球への姿勢」が最も学んで欲しかったことだった。登山は肩の故障でメンバー入りを叶わなかったが、助っ人で出られると決まってから「必死で治療して、投げられるようになったのが大会2日前だった」。黒木は4安打4打点と気を吐いた。6点差を追いかける九回裏は「少しでも長く、樟南二のチームとして野球を続けたかった」執念で右越え三塁打を放った。名門校野球部員の「心意気」が分かりやすく肌で感じられた場面だった。

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