昨季J2対決を制するのは?

鹿児島と栃木SCは、どちらも昨季J2だった。昨季の対戦成績は1勝1敗と互いのホームで勝利を挙げた。鹿児島は5位、栃木SCは9位。どちらもトップ10の位置につけてはいるが、前半戦これまで満足いく戦績ではなかった。1年でのJ2復帰を目指す両者にとって、前半戦の最終戦での『勝点3』はマストであり、白熱した勝負になるだろう。
前節の内容は好対照だった。鹿児島はアウェイで栃木Cと対戦。1人退場になりながらも先制したが、後半同点に追いつかれ、終了間際に勝ち越し点を許し無念の逆転負けで今季4敗目を喫した。それでも「10人になってからの方が、戦い方を整理できていた」と相馬 直樹監督はポジティブにとらえている。ボールをきっちり奪って敵陣でプレーする。守るべき時はしっかり守る。要は「11人の時に、そういう戦いをしっかりやり切れるかどうか」が今節もカギになりそうだ。
栃木SCはホームで松本を相手に今季最多得点となる3得点を挙げ、逆転勝利を挙げた。「もう一度、原点に立ち戻る必要がある」(平松 航)とまず失点ゼロをベースに得点や勝利を目指すサッカーを追求した成果を出せた。昨季、苦杯をなめた鴨池で連勝を目指す。
