大島、延長制し8強へ!

【3回戦・大島―鶴丸】7回表大島二死二三塁、暴投で三走・福山が生還、3―3の同点に追いつく=平和リース
第159回九州地区高校野球大会鹿児島県予選第11日は10月2日、鹿児島市の平和リース、SuMIzeiPARK(鴨池市民)、両球場で3回戦4試合があった。大島は鶴丸との延長11回の接戦を制し、夏に続いて2季連続の8強入り。シード国分中央は鹿児島商の追い上げを振り切り、れいめいは尚志館との川島学園対決を制した。シード鹿児島実はコールド勝ちだった。第12日は3日、両球場で3回戦4試合がある。
◇2日の結果
・3回戦(平和リース)
れいめい 8-2 尚志館 大島 6-4 鶴丸(延長11回)
・3回戦(SuMIzei)
国分中央 6-5 鹿児島商 鹿児島実 9-2 加世田(7回コールド)
◇3日の試合
・3回戦(平和リース)
9:00 神村学園VS隼人工 11:30 樟南VS鹿児島
・3回戦(SuMIzei)
9:00 鹿屋中央VS鹿児島玉龍 11:30 鹿児島中央VS鹿児島城西
勝ったことが評価・大島(奄美新聞掲載)

【評】大島は二回表、一死三塁から6番・川口の左前適時打で先制。三回は4番・田邊の犠飛で2点目を挙げた。五回裏にワンチャンスで畳みかけられ3失点で逆転されたが、七回表に暴投で同点に追いつく。投手陣は先発右腕・栄田が五回まで試合を作り、六回以降は2番手の磯野が鶴丸打線の反撃を封じた。試合は3―3で延長戦へ。十回表、捕逸で勝ち越す=写真=がその裏、鶴丸が犠飛で同点に追いつく。十一回、暴投と内野ゴロで2点を勝ち越すと、十回からリリーフしたエース富が3者凡退で切り抜けて、2時間31分の熱戦をモノにした。
夏に続き、2季連続の8強入りを果たした大島だったが、「練習してきたことが出し切れなかった」(川口絆樹主将)反省が残った。何よりの反省は攻撃面。9安打11四死球を選び、記録上は相手を大きく上回る数字を残したが、肝心の得点で圧倒できなかった。盗塁失敗やオーバーランタッチアウト、離塁が早すぎてアピールアウトを取られるなどの走塁ミス、バント失敗など「練習で散々やってきたこと」(川口主将)がなかなか試合で決まらない。最後は相手のミスで勝ち越すことはできたが、もどかしさの残る内容だった。
それでも「内容が悪い中でも勝っていることを評価したい」と上野力監督。押し気味に試合を進めながらリードを広げられず、ワンチャンスで逆転される。我慢強く戦っていた相手ペースの試合だったが、中盤の早い段階で同点に追いつけた。栄田、磯野、富と3人の投手陣でつなぎ、失点した五回以外はピンチらしいピンチを招くことなく、粘り強く守り切れたことは大きな勝因だ。
「投手が頑張っていたからこそ、点をとって楽にしてあげたかった」と川口主将は言う。勝てたことで次の試合で修正、成長するチャンスを得られたのが何よりの収穫。準々決勝以降は強豪私学との対戦が待ち構えている。前チームから、互角の勝負は出来ても勝利が奪えていないジレンマを、どう克服するかの挑戦になる。バントを確実に決める、チャンスで1本を打つ…「練習でやってきた」ことをやり切れるか。準々決勝・れいめい戦の大きなポイントになる。