レブナイズ、快勝!
準決勝へ望みをつなぐ

男子プロバスケットボールのB2リーグ24―25シーズンのプレーオフ(PO)準々決勝第2日は4日、4試合があった。鹿児島レブナイズは鹿児島市の西原商会アリーナで、東地区3位の信州ブレイブウォリアーズと対戦。96―74で快勝し、5日の最終戦に準決勝進出の望みをつないだ。
敗れればPO敗退が決まる一戦。レブナイズは森田の3ポイントから4連続3ポイントでペースをつかむ。第2クオーターで勝ち越して以降は終始リードし、最後は22点差をつけての前夜の雪辱を果たした。
PO第3戦は5日、同会場で信州と対戦する。
◇PO準々決勝
レブナイズ 96-74 信州
(25-23、24-20、22-11、25-20)
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https://sports.yahoo.co.jp/basket/bleague/b2/game/503911/boxscore
「細かい部分の修正」が勝利を導く・レブナイズ

前日3点差で敗れた相手に22点差をつけての勝利。試合時間40分のうち35分6秒はリードし、後半は一度も逆転されることなく勝ち切った。各クオーターの得点でも上回っており「信州のような強いチームが相手でも、準備してきたことを出し切れば勝てる」と証明できたことをフェルナンド・カレロ・ヒルヘッドコーチ(HC)は喜んでいた。
立ち上がり、激しい守り合いで互いにシュートが決め切れない中で、信州が先に主導権を握りかけていた。7―10と3点ビハインドの場面で森田が果敢にインサイドへペイントアタック。外にパスをさばいて上良が3ポイントを沈めて同点に追いついてから一気にレブナイズが流れをつかんだ。
内容はほぼ互角だった前夜の反省を勝利につなげられるかのポイントは「細かい部分の修正」と上良潤起。前夜はペイントアタックからのキックアウトが少なかった。相手の強固なインサイドの守りを崩す「セオリー」を、序盤で実践できたことで自信をつかんだ。
ゲインズは5本中2本しか決められなかったフリースローを18本中14本決めた。25得点の活躍もさることながら、16リバウンドと攻守に大車輪の活躍。ケガで欠場していたジェームズ・エニスも、未だ完治したわけではないが「負けたら終わり。自分はこのチームのため、この町のためにプレーするために鹿児島に来た」とハッスル。14得点、6リバウンドと献身した。

上良は4本の3ポイントを決め「飛び道具」の役割を果たした。40分間、コートに立った全選手が最後まで手を抜くことなく、与えられた役割を果たして会心の勝利を得た。

「今週末は一番大音量のバモスを叫ぶ」と練習で宣言していたカレロHCだったが、この日の「バモス!」はいつも通りだった。勝たなければ終わりという第3戦を控え、もう一度冷静になってリセットするためだ。最良の準備をして、この試合以上の内容で勝利した暁には、今季最大発声のバモスを絶叫してくれることだろう。

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