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育児は「育児」―父ちゃんの子育て日記・第33回

「楽習」のススメ
こころ、チャレンジタッチを始めました!

【2025年3月28日】
 2024年度が終わった。今年度は何といってもこころが小学校に入学。純大は3年生、こころは1年生で2人とも小学生になり、バレーボール少年団に入った。今までになく大きな変化があった1年だった。

 最近、こころが「チャレンジタッチ」を始めた。ベネッセが出している学習教材だ。

 この手の学習教材は40年前、私たちが小学生だった頃にもあった。当時は中央出版という名前だった。今と同じように定期的に勧誘の郵便物が届いていた。漫画があって、いかにも楽しく学習できて成績が上がりそうな雰囲気に、私も何度か親にねだったことがあったが、却下された。

ITCを「楽習」に活用する


 親経由でとっていた学習教材=全科研のポピーという名前を記憶しているが、これはほとんどやってなかった。同じように時間が経って飽きてくればどうせやらなくなるからというのが理由だったと思う。結果一度も「赤ペン先生」のお世話になることはなかった。

 時を経て、会社名がベネッセと変わり、教材は問題集などの冊子からタブレットなど現代的なものに変わったが、営業手法の基本は変わらないものだと実感する。定期的に送られてくる郵便物にはDVDもついてくる。相当な宣伝広告費をかけているのだろうと感心する。

 純大はこれまでその手のものを欲しいと言ったことはなかったが、こころはある時期から「チャレンジタッチ、欲しい」と定期的にしつこく言ってくるようになった。

 ただでさえ、最近は母親のタブレットでゲームをしたり、動画を見ている時間が長いのに、これ以上そういうものに毒されたら、大切な何かを身に着けられないと思ってずっと拒否してきた。それでも時間を経て同じように繰り返しせがんでくる。

 ふと考え方を変えてみて、試しにやってみてもいいのではないかと思った。ちょうど母親が入院している頃で、寂しい思いをしているという配慮もあった。「ちゃんと早起きができたら買ってあげる」と約束して、一定期間達成したのでご褒美で購読の申し込みをした。

 段ボール一杯にいろんな教材が届き、なかなかじっくり見ることができていないが、こころはお目当てのマイタブレットが手に入ってご満悦の様子。どんな学習カリキュラムで、どんなことをやっていくのかも確認していないが、まずは自由にやらせてみようと思った。

 面白いと思ったのは定期的にいろんな報告や、娘からのメッセージが届くこと。仕事柄そういうメッセージには基本返事をするようにしているので、定期的に娘とメッセージのやり取りをするようになった。こういうITCの活用はなかなか有効だと思った。

 無論メッセージのやり取りなら、学校から日々出される宿題プリントでもできる。何なら新年度からはこころとも純大とも、定期的に宿題プリントを通じたコミュニケーションも工夫次第でいろいろ活用したい。チャレンジタッチでも、学校の宿題でも、詰まるところ究極の目標は「自ら学ぶことを好きになって欲しい」ということである。

 知らないことを知りたいと思う。分からないことを理解したいと思う。知ることができたら、理解できたら、その分、自分の世界が広がり、生きていくことの意欲がわく。どうしても勉強は「やらなければならないもの」「きついもの」「嫌なもの」という固定概念があるが、その概念を払拭し、その常識にとらわれないことが、まだ小学校低学年の発想が柔軟なうちに身に着けてもらえたらと期待している。

 以前から私は「勉強」という言葉が好きではない。「勉め」を「強いる」のは苦痛でしかない。なので「学習」とか「学業」という言葉に、意図的に置き換えて使っている。何なら「楽しく習う」ということで「楽習」という言葉を提唱したい。「勉強」は「受験」のための手段だが、「楽習」は一生続く。こころや純大が「楽習」に目覚めてくれるよう、これから意識して取り組むきっかけができた。

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