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球夏2026第11日

尚志館、国分中央など3回戦へ

【2回戦・樟南ー鶴丸】2回表樟南二死満塁、4番・赤城の中前適時打で三走に続いて二走・寺脇も生還、4-1とする=スミゼイパーク

 第108回全国高校野球選手権鹿児島大会第11日は7月14日、鹿児島市の平和リース、スミゼイパークの両球場で2回戦4試合があった。尚志館は川薩清修館に、国分中央は屋久島に、いずれも3―1で競り勝った。第4シード鹿児島商は伊集院を3点差で下し、第3シード樟南は九回に鶴丸を突き放した。 第12日は15日、両球場で2回戦4試合がある。

◇14日の結果

・2回戦(平和リース)

鹿児島商 6-3 伊集院  尚志館 3-1 川薩清修館

・2回戦(スミゼイパーク)

樟南 11ー3 鶴丸  国分中央 3-1 屋久島

◇15日の試合

・2回戦(平和リース)

9:00 川内VS曽於  11:30 武岡台VS鹿屋

・2回戦(スミゼイパーク)

9:00 出水中央VS鹿児島城西  11:30 れいめいVS鹿児島

人として成長できた
鶴丸・松元貴裕主将(熱球譜)

 4点差を追いかける八回裏。2番・東田、3番・永里が連打で出塁する。打席に向かう4番・児玉龍太郎に声を掛け背中を押す。「絶対に打つと強い気持ち」が背中から伝わってきた。児玉は左前打、5番・生駒が左前適時打でつなぎ、意地の1点を返す。得点は1点しか返せなかったが、この4連打の時間帯に自分たちがこの野球部で培ったものが凝縮されているのを感じた。敗れて相手の校歌を聞きながらスコアボードを見て「樟南の両山下投手から相手を上回る11安打を放ち、無失策だった」ことが何よりの成長だと思えた。

 6月の練習試合で右ひざ半月板を損傷。大会3週間前に主将で、守備の要の捕手が欠場を余儀なくされた。「チームに迷惑をかけてしまった」申し訳なさ、集大成の夏に野球ができない悔しさに向き合う日々だった。

 勝利した川内商工戦、最後まで食らいついた樟南戦、野球以外にチームのためにできることを精一杯やった。守備から戻ってくる選手たちをベンチから飛び出して笑顔で迎え入れた。守備のピンチ、攻撃のチャンスで伝令に出た。「松元が声を掛けると本当に落ち着く。このチームは松元のチームだった」とエース児玉は感じた。

 「文武一道」。体現しようと心掛けた鶴丸のモットーだった。野球の練習は短いが、甲子園という頂点を目指し、集中して真剣に取り組む。練習後、学習塾に当たり前に通う部員が何人もいた。野球も、学業も妥協なく、一途に取り組んだ約2年4カ月の野球部生活。「人として成長できた」と思えた日々だった。

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