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球秋2026第8日

鶴丸、延長戦を制す!

【2回戦・伊集院ー鶴丸】延長10回表鶴丸二死満塁、3番・東田の右前適時打で三走・永田が生還、サヨナラ勝ちを決める=SuMIzei

 第159回九州地区高校野球大会鹿児島県予選第8日は28日、鹿児島市の平和リース、SuMIzeiPARK(鴨池市民)、両球場で2回戦4試合があった。延長戦にもつれた伊集院―鶴丸戦は鶴丸がサヨナラ勝ちした。大島、加世田が接戦を制し、シード鹿児島実はコールド勝ちだった。第9日は29日、両球場で2回戦4試合がある。

◇28日の結果

・2回戦(平和リース)

加世田 3-1 枕崎  鹿児島実 9-2 出水中央(7回コールド)

・2回戦(SuMIzei)

鶴丸 5-4 伊集院(延長10回)  大島 3-1 川内

好守で流れ、引き寄せる!・大島(奄美新聞掲載)

【2回戦・大島―川内】大島3回表一死二三塁、3番・田畑が先制の右前2点適時打を放つ=SuMIzei

 大島と川内。実績のある県立校同士、投手力、打力…実力的にはほぼ互角といっていい。好機とピンチ、互いに何度もあった中で、好守で流れを引き寄せた大島が接戦をモノにした。

 2―1とリードして迎えた中盤の四、五回、大島は先頭打者を出して、三塁まで走者を進めながら、追加点が奪えなかった。攻撃で途切れてしまった勢いを守備で引き締めたのが捕手・師玉直也だった。四回は一死一塁から二盗を阻止。五回は一死二塁からワンバウンド投球を前に落とし、三塁を狙った二走を好フィールディングでタッチアウトをとった。走者を出した回をいずれも3人で終わらせた。序盤からエース富が今一つ波に乗れていなかった中で、相棒の肩が盛り上げた。師玉は「うちは守備から流れを作るチーム。日頃から試合をイメージして練習していた成果が出せた」と胸を張った。

 八回は一死一塁で相手の4番打者から4―6―3の併殺をとった。エース富は尻上がりに調子を上げ、最後は圧巻の3三振。終わってみれば、1失点完投勝利だった。

 「守備で投手を盛り上げるかたちが作れた」(上野力監督)のは何よりの評価点。一方で2度のスクイズ失敗など、攻撃面では練習していた成果を出せなかったのが次戦以降への課題に残った。チームの目標である「決勝に進んで九州大会に行く」(師玉)ためにも、修正点を磨き、チーム力を上げていきたいところだ。

集中力、途切れず・鶴丸

 後半の劣勢を守備で踏ん張った鶴丸が延長戦を制した。

 初回、3番・東田、4番・鎌田の連続適時打などで幸先良く3点を先取。だが二回以降は五回の東田の追加点を除き、好機を作れない回が続いた。伊集院は三、四、六回と1点ずつ返し、ジリジリと追い上げて流れを引き寄せていく。安打数は鶴丸8に対して、伊集院12、長打は鶴丸1、伊集院6。九回二死まで1点差を守っていたが、1番・中尾、2番・神園に連続二塁打を浴び、土壇場で同点に追いつかれた。

 六回以降は九回二死まで1人の走者も出せず、明らかに流れは伊集院にあったが、鶴丸は守備で踏ん張った。1点差に詰め寄られた六回一死一三塁の場面の右飛で右翼手・東田がダイレクト返球で犠飛を阻止し、併殺で切り抜けた=写真上=。八回二死二塁では、遊ゴロで三塁をオーバーランした二走を三本間の挟殺プレーでアウトをとった。タイブレークの延長十回では、一死二三塁の遊ゴロで、三本間、二遊間の挟殺でアウトをとっている。

 「苦しい試合だったけど、無失策で守れたことに成長を感じた」と稲葉厚人主将。鹿児島市内大会の鹿児島工戦で、エラーの連鎖反応を止められず、コールド負けの反省から「ミスがあっても次のプレーに切り替える。集中力を途切れないようにする」ことを練習から徹底していたことが試合で生きた。最後は攻守で活躍した3番・東田がサヨナラの適時打を放ち=写真上=、2時間21分の熱戦に決着をつけた。

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